まめ知識

ランチルームって何?どこの小中学校にもあるのか!

新型コロナウィルスが大変な猛威をふるって日本、世界を恐怖に陥れていますが、日本の小中学校にはランチルームというものがあるそうです。

私の時代には聞きなれない言葉ですが、ランチルームって何なんでしょうか。
なんとなく給食専用の場所ってことはわかりますが、大人数が集まれる場所って体育館ぐらいしか思いつきません。

今回はそんなランチルームについて紹介します。

ランチルームって何?なぜ必要?

ランチルームって言葉を初めて聞いてしまったので、何なの?っていうことで調べてみたので紹介しちゃいます。

まずは、ランチルームを知ったきっかけのニュースをご覧ください。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け休校が続く福岡県篠栗町立篠栗中学校で、給食再開に備え、福岡の人気豚骨ラーメン店「一蘭」の独特の構造にヒントを得て、飛沫感染を防ぐ仕切りの製作が進められている。

篠栗中のランチルームには、10人ずつ向かい合って座る幅約70センチの細長いテーブルが38列あり、全校生徒と教職員計700人近くが集まって給食を取る。

仕切りの発案者は、4月に赴任したばかりの松本修校長。隣席を仕切りで隔てる一蘭の「味集中カウンター」を参考に、技術科の教諭らと製作を始めた。左右を仕切る“本家”の形ではなく、テーブルの真ん中に置いて対面での感染を防ぐ。

なんとも皮肉なことに、新型コロナウィルスの対策ニュースを見て知ることになりました。

学校での教育の一環で作られているランチルームのようですが、コロナウィルスの前では危険な場所に変わってしまっていますね。

急に各教室で給食を食べるという訳にもいかないのでしょうね。
しかし、良い対策を思いついたものです。
全国のランチルームでも様々な対策を実施しているのではないでしょうか。

こんなニュースで知ってしまったわけですが、ランチルームってそもそも何で作られたのでしょうか。

ランチルームの役割って?

そもそもランチルームってなぜ作られたのでしょうか。

給食って始まった当初は貧困家庭が多かった時代に子供たちに必要な栄養を摂ってもらうことを目的に開始されています。
しかし、日本の経済発展が進んだことにより貧困家庭も減少してきたので、今では「食育」を行う場としての活用が行われています。

この食育の推進の一環として「ランチルーム」が取り入れられたということになります。

食育の目的や必要性って?

実際に食育の目的や必要性ということに触れてみたいと思います。
なぜ、食育が必要なのかということですが、次のようなことが考えられています。

脂質の摂りすぎ
・野菜不足などの栄養の偏り
・共働き世帯の増加に伴い朝食を食べない家庭の登場
・核家族の比率増加や共働き世帯の増加などにより、家庭で食に関する教育などが十分に行えないケースも増えてきた。

義務教育において、勉強ということの重要性もさることながら、食に関してもしっかりと教育されているということですね。

給食っていうと、嫌いなものがでてきたときにはかなりブルーな気持ちになっていたのであまり楽しいものではありませんでしたが、栄養のバランスは大人になって大事なんだと気づいたものです。

一昔前では居残り給食っていうことで、食べるのが遅い子供や好き嫌いがある子供たちはすべて食べきるまで昼休み時間を使ってまで食べさせるなんてことも行われていたので、今では考えられないですね。

食について子供の頃から学ぶということは重要で、給食を作ってくれていることや食べられるってことへの感謝の気持ちを考える重要な役割を担っているのではないでしょうか。

ランチルームってどの都道府県にもあるの?

このランチルームって最近の小中学校にはあるのでしょうか。
みなさんの地域にあるのか確認してみましょう。

”ランチルーム”で検索してみると、いくつかの小中学校のサイトや資料が表示されます。

名古屋市の事例があったので紹介しましょう。

1997年の調査によるものですが、名古屋市のランチルームを持っている学校の情報です。

・全小学校260校のなかでランチルームを有するのは43校

意外と少ないですね。
理由としては、多くの人数が集まれる場所が確保できないということが理由なのではないでしょうか。
新築や建て替えをしない限りはなかなか大きな部屋を確保できないでしょう。
また、ランチルームに改装するにも多額の資金が必要になってしまうので、予算が付かないってこともあるようです。

このようにランチルームを持っている学校は少ないと思いますが、言葉に語弊が生まれるかもしれませんが、田舎の学校は建物の大きさに反比例して子供が少ないことが多いので、ランチルームも用意しやすいのではないでしょうか。

福岡県篠栗町立篠栗中学校のような700人が一堂に集まって給食を食べれる場所を持つためには大きな校舎が必要ですね。

画像のように専用の建物を要している学校もあるようです。

ランチルームで行われる特別授業のあれこれ

ランチルームは給食を食べるだけの場所ではありません。
前述したように食育を行う場として登場したので、食についての勉強やイベントが行われています。

実際にどのようなことが行われるのかをいくつか見てみましょう。

・普段交流がない他の学年同士で食べる。
・親や近隣住民などを招待して一緒に食事を摂る
・同じ誕生月の子供だけを集めて給食を食べる
・昔の食事に関する話を聞く
・農家や漁師の人などから給食で使われている食材に関する話を聞く
・食事マナーを指導する外部講師を招いて子供たちにマナー教育を行う
・地域文化に触れる機会を設ける
・栄養士や調理師の方と交流を持つ機会を作る
・実際の調理を行っている現場を子供たちに見てもらう
・読み聞かせを行う

このように様々な活用をされているようなので、ランチルームでの食育も重要だなと感じた次第です。

ただ、ランチルームがないからと言って食育が行われていないということはないので、ご安心を。

しっかりと、その小中学校でできる食育を先生方が考えて実施されています。