2017年に、広島県警広島中央署で保管されていた証拠品である現金8,572万円が盗まれた事件で、元署員の死亡した警部補を書類送検する方針を県警が固めたことが発表されました。
ここでは広島中央署盗難事件の経緯を振り返ってみたいと思います。
更には死亡した警部補とは?についてもお届けしていきましょう。
目次
広島中央署・盗難事件、死亡した警部補を書類送検についての報道内容
広島中央署で起きた盗難事件において、死亡した警部補を書類送検する方針を県警が固めたことについての報道内容を確認しましょう。
広島県警広島中央署(広島市中区)で2017年5月、詐欺事件の証拠品として金庫に保管されていた現金8572万円の盗難が発覚した事件で、同年9月に死亡した元署員の30代の男性警部補について県警が14日に窃盗などの疑いで書類送検する方針を固めたことが明らかになった。
捜査関係者への取材で判明した。
要約すると、
・2017年5月に広島中央署において、証拠品である現金8,572万円が盗まれていたことが発覚した。
・県警は、元署員の死亡した30代の男性警部補を書類送検する方針を固めた。
事件が発覚してから2年9ヵ月。多額の現金の盗難。事件はこれで終わりを迎えようとしているのでしょうか。
今一度この事件を振り返ってみましょう。
広島中央署・盗難事件の経緯
速報】広島中央警察署 8500万円盗難事件 死亡の警察官を、きょうにも書類送検へ #広島県警 #中央署 #RCC pic.twitter.com/p1bBHDjXu3
— RCCニュース (@NEWS__RCC) February 14, 2020
広島中央署・盗難事件の経緯について、まずは証拠品である現金の話から始めないといけませんね。
この証拠品である現金は、2017年2月に生前贈与をかたるメールを送り現金を騙し取っていた犯人から押収したお金なんです。
押収した金額は9千万円ほどだったと言います。そしてこの現金は広島中央署の会計課の金庫に保管されていました。
関係者以外は入れない所でした。
その現金のうち8,572万円が盗難に遭ったのです。
それが発覚したのは同年の5月8日のことでした。
そして捜査をしていく中で、その当時広島中央署の署員であった30代の警部補に辿り着いたのです。
捜査関係者によると、警部補は同年3月まで同署に勤務し、詐欺事件の捜査に関わりがあったほか、押収された多額の現金の存在も知っていた。同僚たちに数千万円の借金をしていたほか、同年3月下旬以降、競馬や借金返済に多額の現金を使い込んでいたことが判明し、早い段階で捜査線上に浮上した。
引用 : https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200214-00010002-chugoku-so
もしこの警部補が現金を盗んでいたとしたら3月。盗難が発覚したのは5月、広島中央署はこの間、現金の有無の確認はしていなかったと言われています。
広島中央署・盗難事件、死亡した警部補とは?
それでは死亡した警部補の事情聴取はどうだったのでしょうか?
県警は警部補の当時の自宅などを家宅捜索し、任意で事情聴取を重ねたが、男は窃盗への関与を否定。関与を裏付ける具体的な証拠も見つからなかった。同年9月には警部補が家で死亡しているのが見つかった。自殺ではなかったという。
引用 : https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200214-00010002-chugoku-soci
はっきりとした証拠が出ないまま、警部補は死亡。遺書もなかったと言います。
そして盗まれた現金は、幹部や職員の互助組織と退職者の組織から集めて補うようです。
広島中央署・盗難事件、死亡した警部補を書類送検についてのネットの反応
広島中央署の盗難事件において、県警が死亡した警部補を書類送検の方針へと固めたことについてネットの反応はどうでしょうか。
闇が深すぎて誰も突っ込めないのか…?
広島中央署・盗難事件の経緯と死亡した警部補とは?のまとめ
広島中央署・盗難事件の経緯と死亡した警部補についてをまとめると、
・詐欺事件で押収した証拠品のうち8,572万円が盗難に遭った。
・捜査をしていく中で、署員の30代の男性警部補へと辿り着く。
・警部補は窃盗への関与を否定。
・自宅で死亡しているのが確認された。
盗難に遭った現金の行方もはっきりと分からないまま事件は終わりを迎えるのでしょうか?前代未聞と言われている広島中央署の盗難事件。何ともしっくりとこない終わり方となりそうです。
最後までお読みいただきありがとうございます。