宮城県の県立登米総合産業高等学校の部活動で体罰があり、保護者会が開かれたことが報道されました。
体罰をしていたという部活動のコーチは既に辞めていますが、体罰を受けた生徒はPTSDを発症し現在も学校・部活動を欠席していると言います。
ここでは県立登米総合産業高等学校についてとPTSDについてお届けしていきましょう。
目次
県立登米総合産業高等学校の体罰についての報道内容
県立登米総合産業高等学校の部活動でのたいについての報道内容を確認しましょう。
登米市の県立高校で部活動の外部コーチをしていた男性が部員に体罰をしていたことがわかり、学校は29日夜、臨時の保護者会を開いていきさつなどを説明しました。
保護者会が開かれたのは、登米市の県立登米総合産業高校です。
県教育委員会によりますと、この学校では部活動の外部コーチだった男性が当時1年生の男子部員に殴る・蹴るなどの暴力や「サル」と呼ぶなどの暴言を繰り返していたとして、去年、体罰があったと認定しました。
学校はコーチを辞めさせましたが生徒はPTSDを発症し、現在も部活動に参加できていないほか年明けからは学校を欠席しているということです。
学校側によりますと、29日夜はこうしたいきさつや、生徒たちの心のケアにあたることなどを説明しましたが、保護者からは、「生徒がPTSDになるまで放置していたのは事実の隠蔽ではないか」などと学校の対応を非難する声が上がったということです。
一方、生徒の保護者からの訴えを受け、県教育委員会は第三者委員会を設置し、体罰の詳しい状況や体罰を背景とした生徒へのいじめがあったかどうかについても調査することにしています。
大内栄幸校長は、「生徒にはつらい思いをさせておわびするしかない。第三者委員会の求めがあれば、調査には全面的に協力したい」と話していました。
要約すると、
・宮城県の県立登米総合産業高等学校の部活動で体罰があった。
・体罰をしていたのは部活動の外部コーチの男性。
・1月29日に保護者会が開かれた。
・体罰を受けた生徒はPTSDを発症し、学校・部活動を欠席している。
・教育委員会は詳しく調査を行うことにしている。
ここ近年、部活動での体罰をよく耳にしますね。どうしてこんなに起きるのでしょうか。生徒さんがPTSDを発症するまでになっているという…。
県立登米総合産業高等学校とは?
宮城県の高校で部活動コーチが体罰 男子部員を「サル」と呼び暴力も #ldnews https://t.co/yBiSNCvCVc
体罰?
暴行・障害だし名誉毀損の間違いでは?— ひで@尼崎 (@ssjunker) January 29, 2020
県立登米(とめ)総合産業高等学校は、宮城県登米市にある男女共学の学校です。
上沼高校・米山高校・米谷高校・登米高校が統合して2015年に設立されました。
農業科・機械科・商業科・福祉科などの学科がありました偏差値は39~43。部活動は運動部と文科部があります。
体罰があったという部活動の名前は出されていません。外部コーチの男性とだけ書かれていますね。
体罰を受けた生徒さんは年明けからは学校も休まれているとのこと。PTSDを発症されていると言います。
PTSDについてお届けしていきましょう。
PTSDとその治療法は?
体罰を受けていた生徒さんが発症したPTSDとはどんなものなのか?というと、PTSDは心的外傷後ストレス障害と言われ、
命の安全が脅かされるような出来事(戦争、天災、事故、犯罪、虐待など)によって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E7%9A%84%E5%A4%96%E5%82%B7%E5%BE%8C%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%9A%9C%E5%AE%B3
症状としては、不安や緊張が続き、精神的に不安定な状態になったり、眠れない・頭痛・怖い体験を思い出す場所や状況を避けるなどがあります。
生徒さんは現在も学校や部活動を欠席されているとの事なので、体罰を受けていたことが恐怖となって学校や部活へ行けなくなっているのです。
一般に治療法としては、専門の治療者のもとで、原因となった場所へ行き再び同じ被害は起こらないということを認識させて恐怖感を和らげていく、持続エクスポージャー療法。
PTSDの人たちと話すグループ療法。症状に合わせた薬による療法などがあります。
焦らずにゆっくりと治療していくことが大切となってくるでしょうね。
県立登米総合産業高等学校やPTSDについてのネットの反応は?
県立登米総合産業高等学校やPTSDについてのネットの反応はどうでしょうか。
県立登米総合産業高等学校とは?PTSDとその治療法は?のまとめ
県立登米総合産業高等学校とPTSDについてまとめると、
・県立登米総合産業高等学校は4校を統合し、2015年に設立された学校である。・PTSDとは怖い体験をしたことによるストレス障害であり、様々な症状が出る。
・専門者のもとで治療が行われる。
部活動での体罰は多く、ニュースや新聞などでよく報道されています。
体罰は絶対にあってはならないこと。指導する立場の人は大変なことも多いとは思いますが、生徒一人ひとりの気持ちに寄り添って指導していってもらいたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございます。